キー坊について

映画(えいが)「のび太(のびた)と緑(みどり)の巨人(きょじん)伝(づたい)」に登場(とうじょう)するキー坊(ぼう)は、この映画(えいが)が初登場(はつとうじょう)ではありません。雑誌(ざっし)で初めて(はじめて)登場(とうじょう)したのは、1984年(ねん)の「小学(しょうがく)4年生(ねんせい)」4月号(がつごう)に掲載(けいさい)された「さらばキー坊(ぼう)」です。原作(げんさく)コミックでは、33巻(かん)に収録(しゅうろく)されている「さらばキー坊(ぼう)」で登場(とうじょう)しています。「さらばキー坊(ぼう)」の後(あと)も、そのストーリーがとても好評(こうひょう)であったことから、その続編(ぞくへん)となる作品(さくひん)にも登場(とうじょう)しています。「さらばキー坊(ぼう)」のテーマが、「自然破壊(しぜんはかい)」であったためか、その続編(ぞくへん)でも「自然破壊(しぜんはかい)」がテーマとなっています。当初(とうしょ)、「さらばキー坊(ぼう)」でのキー坊(ぼう)は、裏山(うらやま)で成長(せいちょう)している若い(わかい)小さな(ちいさな)木(き)でした。裏山(うらやま)では、団地(だんち)を建設(けんせつ)するために森林(しんりん)伐採(ばっさい)が進み(すすみ)、自然破壊(しぜんはかい)が行われ(おこなわれ)ていました。そこで、のび太(のびた)とドラえもんは、その若い(わかい)木(き)だけでも助け(たすけ)てあげようと、ひみつ道具(どうぐ)の「植物(しょくぶつ)自動化(じどうか)液(えき)」で、若い(わかい)木(き)を自分(じぶん)の意志(いし)で動け(うごけ)るようにします。まさにその若い(わかい)木(き)がキー坊(ぼう)で、のび太(のびた)たちと暮らし(くらし)ていくうちに、少しずつ(すこしずつ)成長(せいちょう)していきます。しかし、ある日(あるひ)、植物(しょくぶつ)星(せい)から植物(しょくぶつ)型(がた)宇宙人(うちゅうじん)が訪れ(おとずれ)ます。彼ら(かれら)は、地球(ちきゅう)の植物(しょくぶつ)を救お(すくお)うと、全て(すべて)の植物(しょくぶつ)を植物(しょくぶつ)星(せい)に移住(いじゅう)させる目的(もくてき)で、裏山(うらやま)の樹木(じゅもく)をまず宇宙船(うちゅうせん)に吸い上げ(すいあげ)てしまいます。そのとき、ドラえもんとのび太(のびた)、キー坊(ぼう)も宇宙船(うちゅうせん)の中(なか)に吸い上げ(すいあげ)られてしまいます。そこで、その計画(けいかく)を聞い(きい)たキー坊(ぼう)は、地球(ちきゅう)では動物(どうぶつ)と植物(しょくぶつ)が助け合っ(たすけあっ)て生き(いき)ていること、自然破壊(しぜんはかい)を引き起こし(ひきおこし)てきた人間(にんげん)も、それを反省(はんせい)してきている事(こと)を伝え(つたえ)、猶予(ゆうよ)期間(きかん)を求め(もとめ)ます。それに対(たい)して、植物(しょくぶつ)型(がた)宇宙人(うちゅうじん)は、計画(けいかく)を即(そく)実行(じっこう)することを中止(ちゅうし)して、100年間(ねんかん)の猶予(ゆうよ)期間(きかん)を与え(あたえ)ます。そして、100年(ねん)経っ(たっ)たときに、地球(ちきゅう)の自然(しぜん)環境(かんきょう)が今(いま)よりも荒らさ(あらさ)れていたら、また戻っ(もどっ)てくることにします。その際(そのさい)、キー坊(ぼう)は、植物(しょくぶつ)星(せい)で優れ(すぐれ)た文明(ぶんめい)を学び(まなび)たいと思い(とおもい)、のび太(のびた)の下(した)を離れ(はなれ)ていくのです。これが、初めて(はじめて)キー坊(ぼう)が登場(とうじょう)した作品(さくひん)です。その後(そのご)も、「ドラえもん のび太(のびた)と雲(くも)の王国(おうこく)」で再び(ふたたび)登場(とうじょう)します。

ドラえもん 映画

映画「のび太と緑の巨人伝」に登場するキー坊は、この映画が初登場ではありません。

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